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どんな指標があるの?
今回のプロジェクトでは食堂のメニューごとのCFP(carbon footprint)が表示されていますが、環境負荷を示す指標はCFPだけではありません。Water footprint や Biodiversity footprint といった指標もあります。
今、世界の各地では淡水の自然環境が深刻な危機にさらされています。アジア地域では未だ3億人もの人々が安全で衛生的な、生活のための「水」を享受できていません[2]。Water footprintは食料や衣類などのライフサイクルを通じて、消費・汚染された水の量を表す指標です[3]。Water footprintを計算することで日本が輸入し、消費しているものが、水環境にどのような負荷を与えているのか、その概要を把握することが可能になります。なお、日本のウォーターフットプリントを試算すると、綿製品や畜産物の生産によるフットプリントが高い比率を占める傾向にあることが分かっています[4]。
Biodiversity footprint は、ライフサイクルを通じて地球上の生物多様性に与えたインパクトの大きさを数値化した指標のことを指します。GXSNでは、『P2307 Nature Positive University』と『P2305 Race To Zero 計画』が共同したもう一つのプロジェクトとして、IDEAを用いた食堂メニューの Biodiversity footprint の計算を行っています。
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